2012年4月18日
観葉植物としておなじみですが、葉には厚みがあり多肉植物の一種として扱われ、
熱帯アフリカ、南アフリカ、東インド諸島の乾燥地に自生しています。
一昔前にはマイナスイオンを出す植物としてちょっとしたブームにもなりました。
最も流通しているのが、写真のトリファスキアタ(S. trifasciata)の品種ですが、
より多肉質な種類やわい性の種類も入手することができます。
(写真の株はぱっとしませんが、)引き締まった草姿で美しい器に植え込めば
洋風のお部屋にとても似合います。
また、生長は(特にトリファスキアタ以外の種類では)ゆっくりで大きくなって困ることも少ないですし、
耐陰性も非常に強く部屋の環境を選ばない点も長所です(もちろん、光に当てる方が良いです)。
多肉植物なので十分に乾いたら水を与えればよく、忙しい方にも扱いやすい植物です。
本州では冬に寒さで枯らすこともあるのですが、
日本で最も暖かい冬の北海道の室内はサンセベリアにとって過ごしやすい環境です。
部屋に植物を飾りたいけど管理がちょっと・・・・という方に、
植物に触れるきっかけとしておすすめできます。
お部屋に飾られる時は(サンセベリアに限らずですが)、
いろいろな種類があるので葉の形や色を吟味して選ぶとよいでしょう。
花屋さんやインターネット上では陶器鉢に植えられて販売されることが多いです。
お部屋に合う器も一緒に考えるとサンセベリアはより引き立つことでしょう。
なお、5℃程度の低温に耐えることができますが、涼しい温度で管理する時は、
「しばらくカラカラ状態にしてからちょっと水をやる」程度の水管理とします。
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2012年1月30日
北海道の花!と強調するほどメジャーな花ではありませんが、
北海道の住宅環境に非常に合うのでご紹介します。
ハナキリンは、学名をEuphorbia milliといい、
マダガスカルの乾燥した土地に原産する低木になります。
最もおなじみなのがE. milli v.splendensですが、はっきりした違いはよくわかりません。
ユーフォルビアといえば、お庭づくりをされている方なら
ポリクロマやアミグダロイデス、ミルシニテスなどの宿根草を思い浮かべられるかもしれません。
また、クリスマスにおなじみのポインセチアもユーフォルビア属です。
全然違うじゃん、と思ってしまうのがユーフォルビア属です。
この他にもサボテン状の種もたくさん知られています。
ハナキリンの長所として、
1. 好む温度(20~25℃)が室温に近いこと
2. 乾燥した室内でも平気なこと
3. 温度と光があれば年中咲いていること
4. 生長がゆっくりなので、小鉢として長期にわたって室内へ置けること
5. ある程度の耐陰性があること
を挙げることができます。
写真は大輪系の品種ですが、以前の花と比べるとびっくりするような大きな花が販売されています。
とげとげとなっているのを嫌う方もいるかもしれませんが、
「鉢花をすぐに枯らしてしまうが、室内に花を・・」という方には、
これ以上にない扱いやすい花になります。
ハナキリンの水やりは、草花以下のサボテン以上といったところです。
やりすぎても困るし、カラカラの連続も良くはありません。
「乾いたら数日待って水やり」程度を基準にし、生長している間は置肥を少量与えるか、
薄い液肥を時々与えると花付きが良くなります。
ハナキリンは5℃くらいまでは耐えますが、置き場所の温度が低くなるに従って、
水の量を減らしていきます。5℃くらいでしたら、カラカラにしてちょっと水を与える程度に抑えます。
もちろん、できるだけ光の当たる場所へ置いてください。
温度は十分、葉は順次出てきているけど開花しないのなら、光量不足です。
植え替えは大きくなったら行いますが、頻度は低い種類になります。
買った状態でも2年間くらいは大丈夫ではないでしょうか。
また、伸びてきたら葉を残すようにして茎を適当な位置で切ると新しい枝が出てきますので、
大きくしないようにコントロールすることは難しくありません。
いろいろ試したがうまくいかない、という方に最後の切り札としておすすめします。

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2011年12月21日
コチョウラン
コチョウラン(Phalaenopsis)は、東南アジアやインド、台湾などの
高温地帯に自生しています。
北海道の冬は日本で最も寒いのですが、室内は日本一暖かいですので、
扱いやすい材料です。
また、ランの中で最も咲かせやすいことは間違いありません。
品種改良は台湾で盛んに行われており、
台湾で作られた苗を日本に輸入し、花を咲かせて出荷する、
というリレー栽培がなされています。
花色の幅も広まり、以前からみるとびっくりするような安い値段で売られています。



また、最近はミニ化が進んでおり、「マイクロコチョウラン」という商品名の
小型品種を見るようになりました。
このような小型品種は、贈答用の大型品種と比べて花を咲かせやすいのが
大きな特徴です。


どの品種も管理自体に大きな差はありませんので、
好みのものを購入されたら良いでしょう。
不安な方は小型品種から始められることをおすすめいたします。
育てやすいとは言え、ラン自体、一般の草花の管理とは考え方が異なるので、
「どうすれば?」という方は、まず、下記の方法で試してください。
ほとんどの方は、根を腐らせてだめにします。
1. 水は鉢がかなり乾いてから行う
(しおれるんじゃないか!と思うくらい乾いてから。バケツに鉢ごと浸します。)
2. 肥料は液肥をかなり薄く、月に2回程度行う
(洋ラン用の液肥が良いですが、無ければ草花用の倍率の3~4倍に薄め)
3. 夏は(窓際で)70%程度、冬も30%程度は遮光し、4時間以上光に当てる。
(夏は夜温が18℃くらいあれば屋外に出せます。)
(光が強すぎると、すぐに葉が黄ばみ、弱いと葉は長細くなるので、最終判断できます)
4. 購入した花が終われば、水コケで素焼き鉢に植え替える。
(腐った根だけ取り除いて、1~2周り大きな素焼き鉢に植えます)
(周りに水コケを巻きつけて、ボール状にし、素焼き鉢に押し込みます)
(素焼き鉢は乾きやすいので、水やりが忙しくなりますが、根腐れを起こしにくいです)
ベストな方法には程遠いですが、まずは最低限のことから始めるのが確実です。
うまくいっているかどうかは、葉が立派に育っているかで判断されるとよいと思います。
なお、コチョウランは、葉が育っている時期とつぼみが出始めてから開花までの時期では、
好む温度が違います。
葉の生長期―28~30℃(夜も25℃くらいあっても良い)
つぼみの時期―夜温18~20℃(昼間はもう少し高くても良い)
葉の生長期はとにかく暖かく、つぼみが出始めると夜だけでも少し涼しくです。
光も強い光は好みませんが、やはり長時間当てた方が結果は全然違います。
とにかく咲かせてみてから、ネットや雑誌、書籍等で
詳しい咲かせ方を知ると良いでしょう。
熟知すれば展覧会で出品されるようなレベルにすることも不可能ではありません。

最後に赤平町でのコチョウランの生産風景です。
ランは風が大好きで(湿度が十分にあって、風が吹いている環境を好みます)、
ファンがぶんぶん回っておりました。

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2011年11月4日
プンゲンストウヒは道内では各地の公共公園などで使用されており、
名前は知らなくても見たことはない人はいないぐらいおなじみの針葉樹です。
新葉は銀灰色をしていて(あまりそうならないものもありますが)、
本州の方からみれば異国情緒たっぷりの、いかにも北国らしい樹木と言えます。
寒さには非常に強く、道内全域で植栽することができます。
自然樹形がとても美しく、きれいな円錐形となります。
一方で、高さは20mほどにもなり、樹幅も広いことから
植栽するには十分なスペースが必要です。
きれいな円錐形を保つためには、剪定しない方が良いですので
(剪定できないわけではありませんが)、広葉樹以上に20~30年後の姿を予想して
植え込むことが大切です。
樹形もさることながら、
春~秋、そして冬の間も、葉を落とすことなくどっしりと構えていますので、
シンボルツリーとしての使い方もされています。
他の樹木によって被圧されると形が崩れて、その良さを生かさないことになりますので、そのような使い方は理にもかなっています(表の写真のプンゲンスも被圧されています)。
公共スペースでは、そのほとんどで下枝が切られています。
(防犯上のため)見通しを確保する、芝刈りなどの管理がしやすいように、
などの理由があると思われますが、地面に這うように下枝の伸びる姿が本来のものです。
プンゲンストウヒは海外で品種改良がおこなわれ、いろいろな品種が作られています。
その中には、あまり大きくならないわい性品種も作られており、
20年かけて数メートル伸びるようなものもあります。
庭があまり大きくない場合は、わい性品種の植栽を検討されると良いと思います。

ヒースガーデンに植えられたわい性の品種。「グロボーサ」「グラウカ コンパクタ」などいくつかの品種が流通している。
プンゲンストウヒに限らずコニファー類は,
北国を代表する樹木の一つであることは間違いありません。
せっかく使うのでしたら格好の良い姿をみなさんに見てもらいたいものです。

植えられたばかりのもの。根が回復するまでには3年、4年とかかるので、
しばらくは生育緩慢となるかもしれないが、気長に待ちます。

アカエゾマツの並木。道路沿いに列植するとすっきりしたラインが出来上がります。
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2011年9月1日
最近、多くの庭で使われつつある人気の高い宿根草です。
プルプレア(Echinacea purpurea)という種の園芸品種が最も知られ、海外から輸入されています。その多くはメリクロン苗(組織培養によって作られた苗で、種子から作ることができません)で、宿根草の苗にしては高価なのですが、花の減る晩夏に咲くこと、開花期が長いこと、花後の姿も楽しめること、寒さにも非常に強いことなども人気の理由と思われます。
プルプレアの他に、花びらが繊細なテンネッセンシスや黄色のパリダなども使われています。

(エキナケア プルプレア)
今回、エキナケアを紹介したのは、エキナケアの特集をした雑誌が目の前にあったからなのですが、もう一つ理由があります。
エキナケアと言えば、ドライガーデン(日本の枯山水庭園ではなく)が思い浮かばれます。
雑誌やネットを見る方は、イギリスのドライガーデンやグラベルガーデンをご存じでしょう。
イギリスは降水量が非常に少なく(北海道の半分弱)、植栽場所や設備の状況によっては、植物の水不足は深刻な問題であったろうと想像できます。結果的に、乾燥に強い植物で構成するようになり、それらがドライガーデンとして発展したのでしょう。
北海道では、そこまで水不足になることは少なく、イギリスのようにドライガーデンという庭が自然に成立する環境ではないと思います。
ただ、植栽場所の土壌条件や周囲の環境条件(例えば、乾きやすい黒ボク土が多い、アスファルトやインターロッキングに囲まれている、日当たりがとても強い)によっては、大変な乾きに悩まされることがあるようです。
しかし、悩みがある時は個性を出すチャンスでもあります。こういう時こそ、イギリスのドライガーデンが参考になります。ドライな環境を好む植物で構成された庭や花壇は周囲とは違う個性的なものにきっとなるでしょう。そして、合理的な要素も含まれていることは説得力をさらに増すことでしょう。
設備を投資して、また頑張って働いて解決することもあると思いますが、不利な要素を逆手に取ることを考えてみることもおすすめします。特に公共スペースにおいて強く感じることです。お金がないのなら、無いなりのことを考えてもらいたいものです。デザインと効率性の両立は不可能なことではないと思います。
エキナケアの写真を見て、
ふとこれらのことが頭に浮かび紹介とさせて頂きました。失礼しました。
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2011年8月22日

毎年たくさんの品種が販売されて、バラとともに最も人気のある花と言ってもよいクレマチス。
雑誌等でもひんぱんに紹介されて詳しい方も多いかと思います。
何をいまさら、かも知れませんが、今回はクレマチスの紹介です。
■大輪系

鉢物としても売られている最も一般的な種類です。本州に自生しているカザグルマ(クレマチス パテンス)も交配に使われています。早咲きから遅咲きの品種まであり、札幌でしたら6月中に開花の始まる系統です。前の年に生長し、冬を越した枝から出た芽に花を着けます(新しい若い枝にも花をつける品種が実際には多い)。旧枝に花を着けるのですからつるをバッサリ切ってしまうと、翌年は花が少なくなり、いつまでたっても大きく育たないことになります。
品種の数はすごく多くて、つるの長さもさまざまですから、使う場所に応じて選ぶことができます。また、新枝にも咲く品種が多いので、花後に切り戻すことによって、ある程度、草丈をコントロールすることができます。
■テキセンシス系
(クレマチス‘プリンセスダイアナ’)
テキセンシスという原種を中心に交配された系統です。それほどたくさんの品種を見かけませんが、ダッチェス オブ オールバニーやグレイブタイ ビューティはおなじみの品種で、もっともよく見かけます。この系統のよいところは、完全な新枝咲きである点です。晩秋になると、地面から数十センチを残してばっさりと刈り込む管理をします。つまり毎年リセットされるので、よくある「古いつるがからまって見苦しくなった」という悩みは必要ありません。また、花はやや小さめなので、「大きな花は苦手」という方にはよいかもしれません。毎年リセットされるので、防寒対策は宿根草のように地面を思いっきりマルチングすればよいので、かなり寒さの厳しい地域でも使えると思います。
札幌では7月に開花します。
■ヴィチセラ系


(中央うつむき気味のピンク)
ヴィチセラを中心に交配された系統です。ややうつむき加減にベル型(開いている品種も多いですが)の花を咲かせるのが特徴です。花の大きさは中〜小輪で、上品な花を咲かせる品種も多いです。バラとクレマチスの組合せはおなじみですが、この系統を使われている方も多いのではないでしょうか。性質的にはテキセンシスと似たところがあり、冬前にはバッサリ切ってしまいます。
花後すぐに花の着いていない位置まで切り戻すことによって、返り咲きすることもあります。
個人的には、品種が比較的多いことも併せて、もっとも北海道らしい系統ではないかと思っています。札幌では7月に開花します。
■モンタナ系

これもおなじみの系統です。ピンクや白の品種が中心です。つるがかなり伸びる系統で10mにも達する品種もあります。札幌では6月中下旬の早咲きで、完全な旧枝咲きです。壁面やフェンスを一面に覆っているクレマチスがあったらほとんどはモンタナ系でしょう。その姿は雑誌でもよく紹介されています。
この系統を使う時は、十分なスペースを確保したいものです。もし、ある制限されたスペース内にからませたい時は剪定を行います。モンタナは大輪系と同じく「弱剪定」と紹介されていますが、花後すぐに「花をつけている旧枝を強く切り戻す」(下の方に小さな芽のかたまりを目で確認できるので、それを残す)ことで、コントロールすることができます。小さな芽のかたまりは、その後伸びて、冬前には充実し、翌年花を咲かせます。古いつるがからまるのが嫌な方も、剪定するとややすっきりします。切る時期が遅くなると、花が咲かなくなるので注意が必要です。
冬風が強くて、吹き抜けるような場所では、冬の間に枝枯れを起こすので、植えてみて、それを数年繰り返すようであれば、難しいかもしれません。
■インテグリフォリア系
つる性となる品種もありますが、基本的には宿根草のように株立ちする系統で、宿根草の一種として庭に使うことができます。寒さにも非常に強く、基本的に全道的に植栽できるのではないでしょうか。札幌では花後すぐに地面からバッサリ切ると再び茎が立ち上がって開花します(株が充実していることが条件)。
■アトラゲネ系
アルピナやマクロペタラなど冷涼な気候に自生する種を中心に交配された品種で、旧枝咲きをします。花はうつむき加減に開花し、花色も淡い品種が多くあります。例えば、以前に使っていたウェッセルトンという品種は絶妙な水色をしていて、「この系統の色が好き」という方もおられるのではないかと思います。暑さには大変弱く、完全な寒冷地向きの系統になります。
■ヘラクレイフォリア系
インテグリフォリア系のように立ち上がる品種もありますが、もっとも花屋さんで見かけるのは、グランドカバーとして使われる品種です。小輪多花性で、大きな葉に比べて花はあまり目立ちません。
その他にも、センニンソウ(本州に自生、札幌ではおそらく7月末〜8月に開花)に代表されるフラミュラ系や黄色い花でおなじみのタングチカ系などがあります。
ほんとうにたくさんの品種があるので、庭に使われる場合は、系統の性質を理解しておくと便利でしょう。クレマチスには、ほぼラベルが取り付けられていて、系統名が書かれています。
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2011年7月19日

アジサイの仲間で、道内でも各地に自生するおなじみの低木です。ある程度年配の方はサビタの名前になじみが深いと思います。ノリウツギの名の由来は、和紙をすく際の「のり」として使用されていたためで、特に高級な和紙に用いられていたそうです。
学名は、Hydrangea paniculata 道内だけでなく、本州、四国、九州まで幅広く自生しています。やや湿り気のある山林や野原に生えており、車で走っていてもよくみかける、とても身近なアジサイです。
自然形に仕立てると5mくらいとなり、古くから公園や庭園では植栽用として用いられています。
野生のノリウツギは両性花(ガクアジサイでいう真ん中の部分で、華やかさはありません)が多く、装飾花は少ないのですが、「水無月」という品種は、すべてが装飾化でずっと使われてきました。
いわゆる西洋アジサイとの大きな違いは、1.寒さに強いこと、2.前の年にできた枝ではなくて、春に新しく伸びた枝に開花すること(当年枝開花)、です。
当年枝開花といえば、アメリカノリノキ(アルボレスケンス)「アナベル」があまりに有名で、寒さの厳しい場所ではアナベルを使うことが増えていますが、このノリウツギも同じように使うことができます。
最近では、海外から新しい品種が導入されるようになってきました。装飾花がグリーン色の「ライムライト」、開花後の赤みが強い「ピンクダイヤモンド」「ピンキーウィンキー」などなど。
花はアナベルに比べて大きめであり、円錐形をしたなかなかの個性派です。特に花の大きな品種は、仕立て方によっては「どか~ん」といった感じで開花します。この花型にあやかり「ピラミッドアジサイ」の名前でも販売されています。アナベルはあの品の良さが人気の理由とも思えるので、もう少し花の小さな品種があっても良いのかもしれません。

他のアジサイと同じように秋遅くまで花は残り、赤色に色づきますので長期間楽しむことができます。ドライフラワーとして使うことも簡単です。
毎年、地際近くから刈り込めばコンパクトに仕立てられます。大きくしたければ、その位置まで生長させて適度に剪定します。自在に大きさをコントロールできるのもノリウツギの良い点だと思います。明るい半日陰だけでなく、直射日光が当たる場所でも育てることができます。
特に寒い地方にお住まいの方で、なかなかアジサイが育たない場合はお試しください。
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2011年6月15日

レンゲツツジは北海道の一部や本州、四国、九州の高原地帯に自生しています。
学名はRhododendron japonicumでその名の通り、日本を代表するツツジの一つです。
オレンジ色のレンゲツツジの他、黄色のキレンゲツツジ、樺色(濃い黄赤色)のカバレンゲツツジが知られています。
北海道の庭に植えられるツツジとしては、エゾヤマツツジ、エゾムラサキツツジなど、北海道に自生する種も含まれていますが、他のツツジにはない鮮やかな色をしており、耐寒性も極めて強く、道北や道東で最も一般的にみるツツジとなっています。
このレンゲツツジは、海外の評価も高く、古くからヨーロッパに渡り、特にイギリスにおいて品種改良に使われてきました。最も有名なのが、中国やヨーロッパのツツジとともに交配されたエクスバリーアザレアという品種群です。鮮やかな花色のものから落ち着きあるものまで多くの品種が作られてきました。現在でも海外の庭園では多く見ることができます。
かつては、日本にも導入され、国内でも品種改良がおこなわれましたが、
時代の流れかあまり見かけなくなってきています。
しかし、北海道のツツジとしては、「最も優秀」と言っても良く、色合いも北海道に合っていると思いますので、公共空間などでもっと積極的に使って良いのではないかと思います。
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2011年5月17日
エリカはヨーロッパや南アフリカに分布する低木の一種です。カルーナとともにヒースやヘザーと呼ばれており、その名の方がよく知られているかもしれません。イギリスにも多く自生しており、一昔前まではホウキや屋根を葺く材料として、現在もスコッチの香りの原料や蜜源植物として利用されています。
私たちが庭で見るのはヨーロッパ産の種、園芸品種で、南アフリカ産の種は、とても華やかなのですが、寒さには弱く鉢花として売られています。
エリカはカルーナ類も加えると、雪解け直後に開花する品種から秋に開花する品種まであるとても珍しい花木です。また、黄金葉の品種や紅葉のきれいな品種もあるので、開花期間以外もなかなかきれいです。大規模な公園などでは、品種を組み合わせるとずっと咲いているので、変わった葉色も入れ込んだ植栽が見られます。
エリカは、北海道にとって良い材料だと思うのですが、特別に寒さに強いとは言えず、地方によっては植栽可能な種類が限られます。
エリカ カルネアという種は有名で寒さにもとても強いです。他に、ウァガンスやキネレア、テトラリクスなども強いです(カルーナも寒さに強い)。購入する際は、品種のことも少し気にすればよいでしょう。
エリカは乾燥は嫌いますが、水はけの良い場所でないと育ちません。また、ツツジ科らしく酸性土壌を好むので、ピートモス(無調整、B級程度)を使って土づくりされることが多いです。
花が終わった後(直後が望ましい)に軽く刈り込むときれいに形が整います。積雪遅く、寒風の当る場所では、むしろや防風ネットなどで防寒対策をとると安全です。雪蒸れを起こすこともありますが、その枯れた部分をきれいに除くと、意外と早くに回復します。
家庭でも全然植えられますが、ある程度大きな面積に植えた方がそれらしく見えます。また、カラーリーフプランツとして寄せ植え材料にも使われています。
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