
青い花。青い鳥。青にはちょっと秘密めいた魅力があります。花で多い青は、少し赤みのかかったむらさき系がほとんど。しかし、「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれるメコノプシスはごらんの通り本当のまっ青。
この花が林の中で風に揺れていると、「おや?なにか青いものが飛んでいる」そんな、ハッとするときめきがあります。この写真は札幌の滝野すずらん丘陵公園のカントリーガーデンで撮ったもの。ここでは6月下旬からはじめから花が咲き始めます。
アジア中央高地に自生していたケシの仲間で、イギリスの愛好家が長い時間かけて改良し、庭園でも栽培できるようになりました。本来の野生種は大変気むずかしく自生地以外ではなかなか栽培が困難なようです。
1990年の大阪「花の万博」では徹底した管理で花を咲かせ、話題を呼びましたが、その後高温多湿の本州以南ではうまく咲かず、まさに「幻の花」となっているようです。ここは北海道、場所を選んで植えると見事に美しい花を見せてくれます。

一般に栽培されるメコノプシスには「グランデス種」と「ベトノキフォリア種」があり、グランデスの方が少し大きく花も立派です。札幌の国営滝野すずらん丘陵公園、札幌百合が原公園ではそろそろ見頃となります。
私はこの滝野公園で「フラワーボランティアガイド」をしていますが、お客様をこの場所にお連れするのがとても楽しいのです。なぜか?・・・それは、ちょっと隠れた場所に咲くこの花にしずしずと近づいていき、もったいぶって「さて!みなさん!これが幻の花ヒマラヤの青いケシです」と、指さすわけです。必ず「うわぁ〜!きれい!この色はちょっとない!感動う〜!」花を見ていただくのにも、演出があると楽しいわけで・・・