
『朝顔に つるべとられて 貰い水』
加賀の千代女(1703-1775)のこの俳句を、私はことのほか好きです。やさしさと同時に心の余裕を感じさせてくれます。
きっと、千代女はこの朝、今までも見たであろうアサガオに言いしれぬインパクトを受けたのかな? しばし、うっとりして我にかえったとき手桶を持っている自分に、ちょっと嬉しかったりして………(今風な風流のかけらもない文章でスミマセン)
この句をなぜ思い出したかというと、昨日の夕方のこと、近くの炭焼き屋にでもと琴似の裏通りを歩いていたら、自転車がツルに絡まれて置かれたままになっていました。そんなにも古くはないし、引っ越しした人が置きっぱなしにしていったのかな…などと見ていたらアサガオがからみつき、白のつぼみがありました。カメラを持っていなかったので、明日の朝撮ってやろうと…
次の朝、不覚にもすっかり忘れてしまい、昼も近づいた頃。思い出して現場へ。

おや!おや!しっかり咲いているはありませんか。
「何やっているんだ?」みたいな人の視線を感じながら、撮っていると…なんと!横のタイヤも。その横の脚立も……。
そこで一句
『朝顔に 道具とられて 職さがし』 座布団一枚!
(ちょっと心配なのは…これアサガオでなかったら、どうしましょう)