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誰にも教えたくない安らぎのガーデン
(有)コテージガーデン  梅木 あゆみ
 ニセコ町で久しぶりにMさんに会った。いつも彼女の店で食事をするが、仕事中なのでなかなか話が出来ず、店の周りの素晴らしい花飾りを見せてもらうにとどまっていた。「今、時間はある?」と聞かれ「じゃ、私の家へ」と、夕暮れが迫るニセコの自宅へと向かった。
 ニセコは山の中なので夕暮れが早い。国道、道道、農道といくつかの道路を走り、羊蹄山の麓の庭についた。そこは庭というよりは、山と林に囲まれた安らぎの空間。前の住人が残した二棟のレンガサイロにはツルアジサイが絡みつき、その年月の長さを感じさせる。元々あった住宅の基礎を利用し置かれたベンチ。右の林の中では水が湧き、小川が始まっている。羊蹄山の湧水がここでは飲み放題。土地の左側にも水が湧いている沼があり、その奥に最初に建てた小屋があるという。林の奥をのぞくと、夕暮れの中にボワーッと浮き上がる真っ赤なベルガモットの群生。Mさんはこのベルガモットを離農花と呼んでいた。「離農花」とは、離農した人が残した花のことをいうが、菊だったり、盆花(フロックス)だったり、ルピナスだったり。この庭の場合、離農花はベルガモット。なんてモダンなのでしょう。Mさん、手つかずの自然を背景にした雄大な空間をありがとう。

この文章は梅木さんが所属する「ブレインズ」が発行するOpen Gardens of Hokkaido に掲載されたものです。自由に見られる庭ではないので、残念ながら場所をお教えできません。秘密の場所を探してみたい方は、ニセコ周辺を走り回ってください、でも見つけるのは至難のわざ。JRニセコ駅の観光案内所でひょっとするとヒントがもらえるかも?

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http://www7.ocn.ne.jp/~brains/
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http://www.town.niseko.hokkaido.jp/
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http://www.niseko.org/
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